近年、トレーニングにおいて体幹を鍛えることが特に重要であると言われることが多くなってきているかと思います。体幹とは背骨や背骨周りの筋肉、お腹周りの筋肉などを指した言葉ですが、人の筋肉を大きく分けると、腕や胸、肩などの上半身の筋肉、脚やお尻などの下半身の筋肉、お腹や背中周りなどの体幹の筋肉の3つに分けることができます。
体幹が重要であることは間違いのないことですが、ボディメイクの観点から言うと最も重要になるのは実は下半身の筋肉です。体幹であるお腹は特に目に入りやすく脂肪も貯まりやすいため、何とかお腹をへこませようとお腹周りばかりを意識して鍛えがちです。ですが実際にはお腹を鍛えてもお腹が引き締まるわけではなく、全身の体脂肪を落としていかないとお腹がへこむということはありません。体脂肪を落とすためには消費エネルギーを増やすか摂取エネルギーを減らすかのどちらかしかありません。
ただ摂取エネルギーを減らしてしまうとエネルギーを消費してくれるための筋肉が減ってしまい、結果基礎代謝も落ち脂肪を効率よく減らしていくことができません。なので、なるべく筋肉量を増やしエネルギーを消費しやすいカラダを手に入れることが大切になってきます。そこで、カラダの中で一番大きな下半身の筋肉を鍛え、効率よく筋肉量を増やしてあげることが重要になるのです。下半身を鍛えることは筋肉量の増加だけでなく、姿勢を良くする効果やスポーツなどにおいてのパフォーマンスアップにも繋がります。あらゆる動きにおいて下半身は重要な役目、そしてボディメイクにもとても効果的なのです。忙しくてなかなか時間の取れない人は、体幹よりもまずは下半身の筋肉をトレーニングすることをお勧めします。